Saturday, 14 April 2012

ひこひめ【彦姫】

  • 意味
  • ひこひめ【彦姫】
    天の川をはさんで年に一度しか会えないという、彦星と織姫のような恋愛。遠距離恋愛。『もういい加減、彦姫には疲れたの』。

goo辞書編集部<評>
転勤などで彦姫状態になり、すれ違いから別れてしまったカップルも多いだろう。その一方で、デートのマンネリ化から別れてしまうカップルも多いはず。彦姫は決してネガティブな状態ではないのかもしれない。

てまえみそ【手前三十】

  • 意味
  • てまえみそ【手前三十】
    29歳。『もう手前三十だからそろそろ結婚したい…』。
    [MEMO]三十路の手前という意味。

goo辞書編集部<評>
アラサー、アラフォーなど、ある一定の年齢を表現した新語が年々増えている。特に適齢期に関連した新語には、今後もユニークで話題性のあるものが生まれそうだ。

だてる【伊達る】

  • 意味
  • だてる【伊達る】
    結婚後、一段落してから(仕事やスポーツに)復帰する。

goo辞書編集部<評>
結婚・出産で一度家庭に入ったものの、経済的な理由や生き甲斐を求め、社会に復帰をするケースは多い。いずれにしても、しばらく表舞台から離れていた女性が現役に復活するという、女性の芯の強さを感じさせる新語だ。

せきがはら【関ヶ原】

  • 意味
  • せきがはら【関ヶ原】
    10人以上が参加する合コン。『さーて、今日は関ヶ原だぞー』。

goo辞書編集部<評>
男女10人以上が相手の出方、本心を探り合う合コンは、まさに戦国時代の合戦だ。奇襲戦あり、和平交渉あり、時には寝返りなんてことも…。お互い痛手だけを被る、勝者のいない合戦だけは、避けたいものだ。

はちまち【ハチ待ち】

  • 意味
  • はちまち【ハチ待ち】
    待ち合わせの場所で、相手を何時間も待つこと。

goo辞書編集部<評>
帰らぬ主人を待ち続けた忠犬ハチ公から生まれた新語。携帯電話が普及した昨今、来ない人をずっと待ち続ける姿は、ハチ公よりも健気に見えるかもしれない。

ここひろ【ココ広】

  • 意味
  • ここひろ【ココ広】
    「心が広い」の略。寛大であること。『うちの父親はかなりココ広だ』。

goo辞書編集部<評>
おおらかで小さなトラブルにも冷静でいてくれる「ココ広」な上司は、頼りがいがある。部下のミスを責めたり、ましてや部下に責任をなすり付ける「ココ狭」な上司は最悪だ。

かろうじ【過労児】

  • 意味
  • かろうじ【過労児】
    難関大学へ合格するために、小学校の頃から中学受験。家庭教師や塾での勉強に疲れ、過労死してしまいそうな子供のこと。

goo辞書編集部<評>
受験戦争が激化したため採用されたゆとり教育だが、学力低下や無気力など、さまざまな問題も指摘されている。その反動で、また受験戦争が激化し、「過労児」が増えてしまうのだろうか。

いけたく【イケタク】

  • 意味
  • いけたく【イケタク】
    「イケてるオタク」の略。今どきのかっこいい外見なのに、内面がかなりオタクなこと。また、そういう人。『東京にはイケタクが多い』。

goo辞書編集部<評>
以前は「根暗」「ダサい」イメージだったオタクだが、最近はオタクファッションの象徴だったケミカルジーンズがトレンドになるなど、流行発信の起点としても注目だ。

するめ【スル女】

  • 意味
  • するめ【スル女】
    見た目はイマイチだが、つき合っているうちにいい味が出てくる女子。

goo辞書編集部<評>
見た目を重視されがちな女性だが、実際長く付き合うにはやはり性格や愛嬌が大事だったりする。「美人も三日すれば飽きてしまう」を連想させる新語だ。

しゃける【鮭る】

  • 意味
  • しゃける【鮭る】
    ①自分の実家に帰る。『明日から一週間、鮭るから』。
    [語源]自分が生まれた川に帰る鮭の姿から。
    ②(街などで)人の流れに逆らい進む。『今朝、電車で鮭った』。
    [語源]産卵期の鮭が川を遡上することから。

goo辞書編集部<評>
日本中が「鮭る」時期といえば、正月とお盆。高速道路に何十キロもの大渋滞ができるなんてこともしばしば。ニュース番組でのヘリ中継は、日本の風物詩の一つだ。

パパかれ【パパカレ】

  • 意味
  • パパかれ【パパカレ】
    「パパが彼氏」の略。思春期の女の子が父親とデートすること。『久しぶりにパパカレに思いっきり甘えちゃお』。
    [MEMO]大抵の父親は言うことを何でも聞いてしまう。

goo辞書編集部<評>
娘を持つ父親なら誰もが憧れる愛娘とのデート。たとえそれが、おねだり目的のお買い物デートであっても、可愛い娘のお願いなら許せてしまうだろう。

にくちら【肉チラ】

  • 意味
  • にくちら【肉チラ】
    体を鍛えている人が、偶然を装って自らの筋肉美を見せつけてくること。『最近ジムに通い始めた彼は、よく肉チラしてくる』。

goo辞書編集部<評>
肉チラ派に多いのが、タンクトップ愛好家。肩から腕の筋肉を露出し、周囲の視線を一身に集める。暑くもないのに上着をついつい脱いでしまうのも、彼らの習性の一つだ。

いらしけい【いらし系】

  • 意味
  • いらしけい【いらし系】
    無意識の言動により、周囲の人をいらつかせてしまう人。
    [反]癒やし系

goo辞書編集部<評>
クラスや会社に一人はいる「いらし系」。自慢話や誰かのミスを声高に言うような人こそ、その典型的なタイプだ。いらし系に遭遇したら、まともに相手にせず、聞き流してしまうのが一番!

もすきーぼいす【モスキーボイス】

  • 意味
  • もすきーぼいす【モスキーボイス】
    蚊の鳴くような、よく聞こえない声のこと。『緊張のあまりモスキーボイスになってしまった』。

goo辞書編集部<評>
大勢の前で話をする時、誰もが緊張のあまりモスキーボイスになってしまった経験があるだろう。社外プレゼン、結婚式の挨拶など、人前で堂々と大きな声で話すのも大人のエチケット?

きんぞくあれるぎー【勤続アレルギー】

  • 意味
  • きんぞくあれるぎー【勤続アレルギー】
    仕事が長続きしない人。
    [MEMO]最近の若者に多く見られる。

goo辞書編集部<評>
勤めて3年も経つと「なんか仕事がつまらなくなってきたなぁ」なんて思う人も多いだろう。その誘惑に負けず、打ち勝った人だけが、勤続アレルギーを克服できるのだ。

あいけんか【愛県家】

  • 意味
  • あいけんか【愛県家】
    自分の住んでいる都道府県をこよなく愛し、他県の人に名産品や県民性の自慢をする人。

goo辞書編集部<評>
地方出身者と会話をして面白いのが、お国の自慢話。方言の違いや食文化、生活習慣に都道府県の違いがあり、意外なエピソードに驚くことも。アイデンティティーに関わる問題なので、県民性の違いが原因でケンカになるカップルも多いはずだ。

ようしょくてんねん【養殖天然】

  • 意味
  • ようしょくてんねん【養殖天然】
    本当の天然ではなく、おもに男子からの注目(人気)を集めるため、わざと天然らしく振る舞うこと。また、そういう人。『あいつ絶対、養殖天然だよ』。
    [MEMO]自分のことを天然という人は80%が養殖天然ですが、そうでない場合もあるのでよく考えて使いましょう。

goo辞書編集部<評>
自分のことを“天然”という女子の80%が「養殖天然」というが、もしかすると100%かも知れない。とはいえ、分かっていても、天然ぶる女子についつい引っかかってしまうのが男子の定め。男女における不変の法則かもしれない。

しかばね【屍】

  • 意味
  • しかばね【屍】
    メールの返事が来ないこと。『1日待ってみたけど、依然として屍だ』。
    [語源]ゲーム「ドラゴンクエスト」の「へんじがない ただの しかばねのようだ」から。

goo辞書編集部<評>
ドラクエ現象とまで言われるほど、ブームを呼んだドラゴンクエスト。ゲーム中のセリフまでが新しい日本語になるとは、“ブーム”を超えて“文化”のレベルにまで浸透している証拠だろう。

にのきん【二金】

  • 意味
  • にのきん【二金】
    書店やコンビニで立ち読みすること。また、そういう人。

goo辞書編集部<評>
見た目が似ていても、コンビニの立ち読みと一緒にされては二宮金次郎さんもガッカリだろう。参考書売り場等、硬派なコーナーでの「二金」なら、ニッコリなはずだ。

ねてようび【寝てようび】

  • 意味
  • ねてようび【寝てようび】
    どこにも行かないで、家でじっとしている日のこと。
    [MEMO]仕事が休みの日に大人がよく使う。

goo辞書編集部<評>
「寝てようび」の過ごし方は人それぞれ。映画やドラマのDVDを観るもよし、ネットで情報収集に励むもよし、ひたすら眠り続けて、二度寝、三度寝するのも至福の時間だ。ただし、マイワールドに没頭しすぎると、社会復帰が難儀になるので気を付けよう。

つんさま【ツン様】

  • 意味
  • つんさま【ツン様】
    性格がとがっている上に、俺様的な人。

goo辞書編集部<評>
ツンツンしてばかりの「ツン様」は、周りの空気を悪くしてそう。かと言って、デレデレしてばかりのデレ様も同じくKYだ。となると、ツンデレ様(?)が一番いいのかも。

すべらないつまみ【すべらないつまみ】

  • 意味
  • すべらないつまみ【すべらないつまみ】
    枝豆やポテトサラダ、鶏の唐揚げなど、嫌いな人が少ないおつまみのこと。
    『まずは無難にすべらないつまみから』。

goo辞書編集部<評>
不況が続く中、安定志向の若者が増えているとか。その風潮は今やお酒の席にも及び、食べたことの無い未知のおつまみより、誰もが知っている無難なおつまみが求められているようだ。

ホスげ【ホス毛】


  • 意味
  • ホスげ【ホス毛】
    前髪を長くたらし、目と目の間に先端がくるように固めた、ホスト特有の髪型。
    『最近はホス毛の中学生が増えている』。

goo辞書編集部<評>
キャバ嬢風「盛りヘア」のように、いずれ「ホス毛」ブームもやってくる!? 若者の草食化が進む今、「ホス毛」は肉食系男子の新たなシンボルになるかもしれない。

エコちゅー【エコチュー】

  • 意味
  • エコちゅー【エコチュー】
    「エコ中心的」の略。利便性や快適さよりも、エコを中心として考える人。
    『この暑いのにクーラーつけないなんてエコチューだな』。

goo辞書編集部<評>
環境のことを考えて、毎日の生活にエコ意識を持つのはとてもいいこと。でも、無理に強制するのは考えもの。あまり押し付けてしまうと「エコ」でなく「エゴ」になってしまうぞ。

にじっせいきちゅうねん【二十世紀中年】

  • 意味
  • にじっせいきちゅうねん【二十世紀中年】
    二十代の人たちの合コンのなかに、混ざっている中年のこと。
    『二十世紀中年なので話題が合わない』。

goo辞書編集部<評>
人気マンガ『20世紀少年』をアレンジ? 晩婚化が進む中、行き遅れてしまった中年男性が、強引に若者同士の合コンへ参加させてもらった哀愁が漂う。女性陣からブーイングを受ける可能性大なので、幹事をする際は要注意。

せがたり【背語り】

  • 意味
  • せがたり【背語り】
    (主に男性が)自分の後ろ姿で、相手に心情を悟らせること。格好付けること。見栄を張ること。

goo辞書編集部<評>
「男は黙って背中で語る」。草食系男子ばかりの現代日本では、目にすることが珍しい光景。昔は男性に対する言葉だったが、近い将来には、女性も“背中で語る”時代がやってくるだろう。

ビーた【B太】

  • 意味
  • ビーた【B太】
    自分のことを俳優の瑛太に似ていると思っている人。
    『あいつ、完全にB太でしょ』。

goo辞書編集部<評>
俳優瑛太の「瑛」の字を「A」に当てた新語。Aランクなイケメン男子に対して、Bランクのイマイチ男子であることが、文字からすぐ分かる。B太ならまだしも、C太やD太と言われた時のダメージは大きい。

Friday, 13 April 2012

せわにく【世話肉】

  • 意味
  • せわにく【世話肉】
    自分が食べようと思って、丹誠込めて焼いた焼き肉。
    『父さん、それ僕の世話肉だよっ!』。

goo辞書編集部<評>
我が子を育てるような感覚で肉を焼く気持ちは、誰もが共感できるはず。そんなお気に入りの肉が、完成直前で誰かにパクリと食べられてしまったら…。楽しい焼肉のはずが一転、網が戦場に変わるかも。

せみげいにん【セミ芸人】

みんなで投票! 日新語月歩 ~日本語だって進化する~

十代ならではの感性によるイマドキの日本語、あなたはどう思う!?
中高生の間で続々と生まれている「新語」。このコーナーでは、「『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」キャンペーン(大修館書店)に寄せられた、中高生の等身大の言葉を隔週更新でピックアップ。goo辞書ユーザーの投票結果を、リアルタイムで発表します。
セミ芸人
  • 意味
  • せみげいにん【セミ芸人】
    (蝉の命が短いことになぞらえて)一発屋の芸人。
    『蝉芸人の臭いがプンプンする』。

goo辞書編集部<評>
「今年消えると思う芸人ランキング」が発表されるほど、お笑いのサイクルは早い。そんな芸人の盛衰を知ってか知らずか、セミという言葉ではかなさを表現。思春期の若者特有の、繊細な感性がうかがえる。
  • みんなで投票!この新語、あなたはどっち!?
  • 使ってみたい う~ん